冷蔵庫における鮮魚選別ライン

 冷蔵庫では魚市場から買ってきた魚を選別し、魚のサイズに応じて分別して保管し、加工業者、養殖業者または中間の商社が必要なときに出荷をします。魚種によって違いがありますが、一般的には、小サイズは養殖魚の餌となり、中サイズは加工原料、大サイズは生出荷となります。

 私たちの住む東北地方には毎年定期的にサンマが漁獲されます。漁獲量が落ちている中で毎年安定した量が見込める魚種です。通常時はフロー図「一般的な選別」のような選別になりますが、冷蔵庫の販売計画や漁の状況によって、フロー図「浜値が安く大サンマが多い場合」に選別を変えてしまいたいことがあります。このように柔軟に対応できるライン組みを行っております。ここでは対象魚種をサンマに限定しましたが、ほかの魚種でも様々なライン組みに取り組んできております。
柔軟な対応のできる選別ラインを持っていると、魚市場での買い付けに幅が広がり断然有利になります。


▼フロー図:対象魚種サンマ
一般的な選別

▼フロー図:対象魚種サンマ
浜値が安く大サンマが多い場合

55尾以下はミールにして、重量選別機の対象を50尾以上に限定します。
ローラー選別機の処理が速いのに対して重量選別機は遅いため、全体の処理量は重量選別機に行く魚の量で決まります。全体の処理速度を速くするために、ローラー選別機で55尾以下を落として重量選別機に行く魚の量を制限します。さらにローラー選別機から出てきたところを半分抜いてタンク取りにします。タンクで取った粗選別品はそのまま出荷するか、チルド室に入れておいて後で重量選別機にかけるようにします。